FOOD
「普通のごはん」がこんなに沁みる『舞妓さんちのまかないさん』が良き

京都の花街を舞台にしたNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』を、ご存知でしょうか?
遅ればせながらW杯の際にNetflixを初登録してから、気づけばしばらくの時間が経過していたのですが、最近時間ができたので少しづつ映画やドラマ、アニメを見るようになりました。
『舞妓さんちのまかないさん』はそのうちの1つの作品です。
今日は台風がやってくるということで、お家で時間を過ごしている方も多いでしょう。
まだ見ていないという方はぜひこの記事を読んだ後に、ぜひご覧くださいね♪
『舞妓さんちのまかないさん』概要
主人公のキヨ(森七菜)は、幼なじみのすみれ(出口夏希)と二人、舞妓になることを夢見て故郷の青森から京都へやってきます。
屋形に住み込み、鼓や舞の稽古に励むキヨでしたが、ある日「舞妓には向いていない」と告げられてしまいます、、、。
そんな青森に帰ろうとしていた彼女を救ったのは、ちょっとしたアクシデントとみんなのために何気なく作った親子丼でした。
さまざまなことがきっかけとなり、キヨは毎日のごはんを用意する"まかないさん"として屋形で働くことになります。
美味しそうな料理の描写は
総合演出は是枝裕和監督、料理は『そして父になる』や『海街diary』でもおなじみのフードスタイリスト・飯島奈美さんが手がけています。
舞妓さんちのまかないさん
総合演出:是枝裕和
企画:川村元気
監督・脚本・編集:津野愛・奥山大史・佐藤快磨
撮影:近藤龍人美術:種田陽平
フードスタイリスト:飯島奈美
音楽:菅野よう子納得の映像と食べてはいないが絶対に美味しいだろう、、、と想像できる料理シーンの数々に「美味しそう、、、。」が止まりません。
親子丼、唐揚げ、なすの煮浸し、豚汁、うどん……。
どれも特別な料理ではなく、屋形の"日常のごはん"なのですが、それがじんわり美味しそうに映るんですよね。
私のお気に入り
中でも印象に残ったのが、すみれが風邪をひいた回でした。青森出身のキヨのうどんは、関東でよく見る黒い出汁のうどん。
でも屋形のおかあさんのうどんは黒くない、関西出汁のうどんでした。
同じ「うどん」でも、土地によって当たり前が違う——そんな小さな文化の違いを、キヨが一つずつ学んでいく過程が丁寧に描かれていて、観ていて転勤族でさまざまな土地のうどんに触れてきた私としては、「そうなんだよ〜、関西は黒くないんだよ〜」とついついおかあさんと一緒の気持ちに。
レシピ紹介!
見終わったあと、無性に劇中のごはんを自分でも作れるのかなと気になったので、実際に自分が作るならこう作るかなぁ、というレシピをまとめてみました。
※独自レシピのため、作中のレシピとは異なります
親子丼

キヨの原点になった一皿。
私が作るならこのレシピで。
材料(2人分)
鶏もも肉150g、玉ねぎ1/2個、三つ葉、卵2個、だし汁100ml、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、ごはん作り方
①だし・しょうゆ・みりん・砂糖を鍋で煮立て、玉ねぎを加えて柔らかくなるまで煮る
②一口大に切った鶏肉を加えて火を通す
③溶き卵を回し入れ、半熟状になったら火を止める
④ごはんにのせる
⑤最後彩りに三つ葉をのせる
私は、少し辛味を追加したくなるので一味や七味を食べる直前に追加します。
唐揚げ

すみれの好物という唐揚げ。
定番の一品ですね。私も唐揚げ大好きです。
私は、下味からしっかり漬け込む派ですが、キヨの唐揚げはどんな味なんでしょうね、、、!
本当はにんにくも入れたいところですが、今回はまかないごはんをイメージしてにんにくは使わないレシピで!
材料(2人分)
鶏もも肉300g、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、おろし生姜大さじ1、片栗粉・小麦粉 各大さじ2〜3、揚げ油作り方
①鶏肉を一口大に切り、しょうゆ・酒・おろし生姜を揉み込んで15〜30分漬け込む
②汁気を軽く切り、片栗粉と小麦粉を1:1で混ぜたものをまんべんなくまぶす ③170℃の油できつね色になるまで揚げる
片栗粉と小麦粉を半々にすることで、カリッとした食感としっとり感のバランスがちょうどよくなります。私個人的にはしっとりよりもカリッと派です。
みなさんはどっち派ですか?
なすの煮浸し

劇中の"なすの煮浸し"を思い出しながら選ぶなら、京都の賀茂なす。
スーパーではなかなか見かけない京野菜ですよね。
材料(2人分)
賀茂なすなど大ぶりのなす2個、だし汁200ml、しょうゆ大さじ1.5、みりん大さじ1.5作り方
①なすに格子状の切り込みを入れ、素揚げか焼き色をつける
②だし・しょうゆ・みりんを煮立て、なすを2〜3分煮る
③そのまま冷まして味を含ませる
みなさん普段、ザ・和食って食べてますか?
忙しいとどうしても煮なきゃいけないものって手がつけにくいですが実はそんなに手間がかからなかったり。お出汁の準備には少し時間がかかりますがそれもまた美味しい料理のためと思えば私は頑張れます笑
うどん

キヨが京都の街をまわりながら集めた、出汁のためのあれこれ。
もちろん出汁からこだわりたいところではありますが、私はうどんを作るときは「茅乃舎」さんにお世話になります。
材料(2人分)
うどん2人前、茅乃舎だし1袋、水400ml、薄口しょうゆ大さじ1、塩少々作り方
①水に茅乃舎だしのパックを入れて煮出す(2〜3分)
②薄口しょうゆと塩で味を調える
③うどんを茹でて器に盛り、出汁を注ぐ
みなさんうどんには、何を入れますか?
作中のうどんは、あげとねぎでした。
私は青ネギと揚げをよく入れます。
豚汁

寒い日の屋形の食卓を思わせる一杯。
材料(2人分)
豚肉100g、大根・にんじん・ごぼうなど根菜、味噌大さじ2、だし汁500ml作り方
①根菜を切る
②だし汁で豚肉と根菜を煮る
③味噌を溶き入れる
お雑煮は白味噌と聞きますが、豚汁は作中の映像をみると違うようでした。
あの豚汁は何味噌なんだろう、、、。気になります。
まとめ
キヨの作るごはんは、決して特別な料理ではありません。
"誰かのために作る、普通の一食"の積み重ねだからこそ、観ていて自然と温かい気持ちになります。土地によって「当たり前」が違うことをキヨが一つずつ学んでいく姿にも、じんわり励まされました。
誰にも、得意不得意、活躍できる場所があるという。キャリアも人それぞれでいいという背中を押される作品でもあります。
『舞妓さんちのまかないさん』はNetflixで配信中です。
このシルバーウィークの間にぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
※サムネイル・記事内画像は全てAIで生成しています
夏椎 彩
「おいしいものに心射止められがち」/さんたつサポーター/dancyu食いしん坊倶楽部/ライター歴5年。食、旅、お酒、ファッション、音楽、沖縄好き。写真撮影が得意。本業マーケター。
このライターの記事一覧